バリキャップをバリコンの代わりにしてみる
ポリバリコンが調達しにくくなっているので、バリキャップ(可変容量)ダイオードで代替する方法を考えてみる(以下バリキャップ)。
テスト回路
1SV149
使用するバリキャップは1SV149(Aliexpressで購入)。データシートを見ると、概ね500pF~20pF位の範囲で静電容量を変化させることができそうだ。これならば、アンテナチューナーのバリコンの代わりになる。
回路の説明
バリキャップダ逆電圧を可変抵抗器から取り出す。アース側とつなげるために56kΩの抵抗器を通して接続。そのままでは直流電圧がバリキャップの両端に印加されたままなので、0.1μFのコンデンサ(積層セラミックコンデンサ)で挟む。コンデンサの直列接続だが、バリキャップの容量は小さく、合成容量はほぼ、バリキャップと同じ値になる。ただし、0.1μFのコンデンサのESR等高周波帯域での特性は不明。測っていると、印加電圧が低い場合、静電容量の変化がクリティカルな感じがする
追記(2023.11.29)
その後、T型アンテナチューナのバリコンと入れ替え、nanoVNAで計測してみるとどうも周波数によって静電容量がバラついてしまい使い物にはならなかった(周波数帯を限定すれば使えそうだが、、、)。